2010年07月30日

中原 中也

 大好きな詩をみつけましたface02

 中原中也との出会いは、高校1年生の時
 現代国語の教科書に載ってきて、
 詩の勉強をしたときになぜか、
 心に、響いてきた詩がありましたicon06

 「吹く風を心の友と」

 吹く風を心の友と
 口笛に心まぎらはし
 私がげんげ田を歩いていた十五の春は
 煙のやうに、野羊のやうに、パルプのやうに、 

 とんで行って、もう今頃は、
 どこか遠い別の世界で花咲いているであらうか
 耳を澄ますと
 げんげの色のやうにはじらひながら遠くに聞こえる

 あれは、十五の春の遠い音信なのだろうか
 滲むように、日が暮れても空のどこかに
 あの日の昼のままに
 あの時が、あの時の物音が経過しつつあるように思はれる

 それが何処か?-とにかく僕に其処へゆけたらなあ・・・
 心一杯に懺悔して、
 ゆるされたといふ気持ちの中に、再び生きて、
 僕は努力家にならうと思ふんだー

 みなさんも、好きな詩があると思いますが

 もう一度、読み直すと、あらためて
 感じる事があると思います。

 忙しい、毎日の中で、
 なぜか、心落ち着く一時が出来ました。
 
  

  


Posted by ふたねや製麺所 at 07:29Comments(1)